英文法(5)✈分詞1~分詞の概要と形容詞になる分詞(テキスト)

1)分詞の形

分詞の形は
Ving(現在分詞)
Vpp(過去分詞)
です。

2)現在分詞と動名詞の違い

現在分詞も動名詞も形はVingです。

どう違うのでしょうか?

動名詞、は文字通り「名詞」です。
Vingが「Vすること」と直訳できるなら動名詞です。
分詞は「Vすること」と直訳できません。


以下は動名詞か分詞か判断してください。
a. Seeing is believing.
b. an aircraft carrying over 500 passengers
c. a sleeping cat

3)分詞の役割

前述のbは訳せましたか?

b. an aircraft carrying over 500 passengers

まさか
飛行機が500人を超える乗客を運んでいる、と文章みたいに訳していないですよね??

答え合わせの前に分詞の役割を言います。

①名詞を修飾する
②Cになる
③分詞構文になる

今回は①を学習します。

動名詞(Ving)は名詞です。「Vすること」と直訳できます。
現在分詞は「Vすること」とは直訳できません。
現在分詞の役割①は「名詞を修飾する」(つまり形容詞のこと)、です。

ですから、
b. an aircraft carrying over 500 passengers
は「500名を超える乗客を運ぶ飛行機」です。
文章ではないですよ!!
(An aircraft carries over 500 passengers.なら文章です)

さらに理解を深めるために以下も和訳しましょう。
d. a desk located besides an cabinet
e. a man making a speech
d「戸棚の側にある[直訳:位置されている]机」
e「スピーチする人」

ちなみにc「眠る猫」です。「眠っている猫」でも良いです(文脈によって変えてください)。

4)英語は後置修飾が普通

英語は後に修飾語を置く方が普通です。前に修飾語が置かれている、a sleeping catの方が例外です!

分詞は「Vすること」と直訳することはできません。
a.Seeing is believing. は動名詞で「百聞は一見に如かず(見ることは信じることだ)」です!

次回は分詞の役割
②C(補語)になる、

を学習します。