広島・長崎・原爆記念日について☆『火垂るの墓』と同様、神戸大空襲体験者実母の文言から

しおりーぬもアウシュビッツについて書いています。この文字をクリック✨

「ホーチミンの戦争博物館」
です。

また

広島、長崎、に関しては

「もしかしたら
最もショッキングなものは
展示されていないのかも」
とも思います。

ひめゆりの塔記念館や

知覧の特攻隊博物館は

若い人が犠牲者だけに
胸に迫り来るものが
ありました。

世界各国の
内戦記念館や

博物館も

本当にショックとしか
いいようがありません。

★★★

阪神大震災の
話は

「わかってくれるかも」

と言う人にしか
話さないです。

私の体験なんて、

身近な親族は
一人も死ななかったし、

家も一部損壊なので

罹災者の中では

「ひよっこ」レベルです。

しかし、

こんな

「ひよっこ」レベルの
私が

水道、ガス、電気
すべて絶たれて、

交通機関も
全く通じず、

まさに

「非常事態」

という中で、

精神的にかなり
へこみました。

そんな
「レベル最低」
な罹災者だったところ、

（そのとき尼崎に
住んでいて
実家の神戸に
なんとかたどりついたとき）

実家の母は

さぞ

まいっているだろう、

と思いきや、

めちゃくちゃ元気だったのです。

なぜだと思います？？？

母は

神戸大空襲

（スタジオジブリが
好きな方は

「ホタルの墓」

に出てくる

あの「神戸大空襲」です）

の被災者だったからです。

『戦争に比べたら
こんなの１００分の１の
辛さで、なんともない！』

といっていました。

なぜなら

「死体がきちんと収容される」

「食べ物がある」

と言ったと思います。

(食べ物がなくて、

「バッタ」を食べて
めちゃくちゃぱりぱりして
美味しかった、と言う。（驚）。

現在、
どんな美味しい
レストランに母親をつれていっても、

生涯で一番美味しかったものは

『まったく食べる物がなく
ばったや、地中のツルや根っこを
食べて生きていたところから
命からがら
四国に疎開したときに
はじめて食べたオニギリ』と言います。）

そのとき

「ひよっこレベルの
地震体験で
こんなに弱っているんだったら
きっと戦争になったら
精神的に壊れてしまうかもしれない」

と思いました。

罹災したあと

（今考えたら
信じられないのですが）

どうしてもどうしても

建物の地下に行くことが
できませんでした。

半年くらい続きました。

成人した私で
そういう「トラウマ」的なものが
あったので

小さい子供は
もっと色々な精神的ショックを
受けただろうと思います。

東日本大震災のときは

阪神大震災の
恐怖が心の奥深いところで
眠っていたのか

TV報道を見るたびに、

大泣きして
しばらく涙がとまりませんでした。
（私の心が美しいからではなく、

罹災者経験がある恐怖としてです）

阪神大震災より
ずっと規模の大きい
地震だったので

罹災されたかたの
精神的ショックは
いかばかりかと
思いました。

昨年、

先日もご紹介した

野崎美夫さんの

イベントに

（野崎さんと同様の
経営者仲間が
善意で引き受けている
若者が）

「津波にあって

気づいたら

砂浜に上半身まで
埋まっていた」

と言う方に会ったのですが、

その方も

他の方が

地震について
聞いていた質問に対して

「明るく軽く」
流していました。

心境はいかばかりか
と見ていて苦しくなりました。

現在、

日本は江戸時代の元禄時代のように
平和が続いています。

しかし

「歴史は繰り返す」
というので、

いつか

戦争の悲惨さを
考えない世代が

戦争を繰り返して
しまうのではないか、

と

（戦争体験者ではないけれども）

思ってしまいます。

阪神大震災で
あんなにまいってしまった
私はとても耐えられる
とは
思いません。

ときどき

「日本国民は
広島。長崎。沖縄。知覧

の記念館に行くのを
MUSTにしたらいいのに」

と思ってしまうこともあります。
（国粋主義者ではありませんが）

世界平和を
心から祈るばかりです。