拙著「たった4時間でTOEICリスニングテスト完全攻略」についてのご質問❤︎

ブログ読者さんで、Mさんという
拙著をご購入いただいた方

からご質問を
頂戴いたしました。ありがとうございます。
(メッセージや
ご質問は、
受講用メアド
フェイスブック
からのみ
受付しています。

ブログ経由の
メッセージは
スパムも多く、
中尾享子本人は目を通しておりません。
上記の2経由からのみ、
お願いいたします。)


初めまして。
突然のメールで失礼します。
シャドーイングの方法について質問させてください。
先生は、本の中でICレコーダー等を耳につけて行う方法を推奨してますが、ヘッドホンを装着して行っても同じでしょうか?

もし可能なら、ご返信ください。
よろしくお願いします。

Mさん

ご質問ありがとうございます。

『耳に直接つける』

のは
「骨伝導」を利用しています。

結論から申し上げると、

ヘッドホン装着では
効果がありません。

意識的な感覚では、

「ヘッドホンで聞くのと、
耳にくっつけて
聞くのと、全く、効果の違いが
感じられない」
となるでしょう。

しかし、

エライ違いです。

「骨伝導」について。

ベートーヴェンは
晩年、

耳が聞こえなくなったのに、
素晴らしい音楽を作曲することが
できました。

聴こえていなかったのではなく、
タクトをピアノに当てて、
骨伝導で聞いたそうです。

私たちが
意識で感じるよりも

骨伝導で聞くと、

脳にダイレクトに音が伝わる
=明瞭に英語の音が脳にダイレクトに
伝わっているのです。

「発音できる音だけが聴き取れる」
ので、
私たちは、シャドウイングすることによって
正確に発音する必要があります。

正確に発音するためには
明瞭に聴き取ることが
必要です。

拙著に

「絶対音感を持つ生徒さんが
骨伝導を使ったとき(隣の音大生のお兄さん)は
1回でショパンを再現できるが、

使わない場合(CDプレーヤー)は、
3回聞かないと再現できない、

という話がありました。

骨伝導を使った場合は
明瞭に聴き取れるので
1度でショパンでもドビュッシーでも
再現できるのです。

TOEIC指導で
企業研修に行っても、

頭の固い中年おじさん族の中には

かたくなに、

「ICレコーダーを
耳につけること」を
拒否する方もいます。

一方、

頭のやわらかい
方もいて
(偉い人に多い)

その方は
素直に言うことを
聴いてくださって、

上達も早いです。

また、

整体の先生に聞くと、

興味深いことが
わかりました。

「体の1ケ所の骨に
働きかけることで、
体全体の
骨にも伝わる」

というのです。

つまり、

「骨伝導」を
使うと、

結局

体全体で聴いていることに
なります。

効果があるはずですよね?

ということで、

Mさん

ぜひ、

「ICレコーダを直接耳につけて」
シャドウイングしてください。

(しかし、電車の中では
イヤホンでマスクをかけて
シャドウイングするしかないと
思います)