エミレーツ客室乗務員が、世界の航空会社で 真っ先に解雇されていることを 先日のブログで述べました。 (こちら→エミレーツ航空会社CA解雇) 先週、キャセイパシフィック航空の卒業生 現役客室乗務員さんと話をした際も、 「訓練で解雇された訓練生CA」の話を したところなのですが・・。 外資系客室乗務員の「解雇」は、 あまりにいきなりなので、 安全な労働法に守られている 日本で生まれ育った内定者さんは、 「突然解雇」が起こると、 トラウマになってしまうようです。 だから、今までのライン相談でも 「以前、訓練で解雇されて・・」 という相談者さんが多くいました。 航空会社によって 解雇する理由は様々です。 キャセイパシフィック航空訓練生には 以前の職業がCAだった、という方も 含まれるのですから、 1つの航空会社では解雇対象にならなくても それが、別の航空会社で当てはまる、ことは ないのです。 お国柄や各国の航空法によっても異なります。 ただ、たいていの解雇理由は以下に分類されます。 ①訓練で基準以上の合格点が取れない。(筆記、あるいは実技、あるいはOJT) ②身長が足りない(採用試験で身長がOKでも、本国の診断でNGが出た) ③フライトが始まった後のリカレント(1年後や2年後の訓練)で合格点が取れない。 ④健康診断で引っかかった(内定時の健康診断ではOKでも、本国の診断でNGが出た) ⑤欠勤が多い(憧れのCAになって、欠勤したい人はいませんが、フライトは 身体的負担が大きく、地上では考えられない病気になり、欠勤が多くなる) ⑥お客様からのクレームレターが多い。 ⑦ステイ先で問題を起こす。 日本の強い労働法で守られている 私たちが、 ちょっと想像できないのが 外資系航空会社の解雇です。 日本であれば、 解雇される際は 「解雇が来るかな」という 予兆があると思うのです。 しかし、 外資系の企業の解雇は それまで、全く! 解雇の予兆がないのに、 その時、突然! 「解雇」となります。 この突然さは、 あまりに突然すぎて、 日本の慣習に慣れている人には トラウマになって然るべきものです。 もし、 ブログ読者さんの中で、 このような経験がある方は 「文化の違い」と割り切ってほしいです。 例えばとあるアメリカ人が 海外から来て日本企業に勤めたとします。 全く仕事のできないおっちゃんが 自分の倍給料をもらっていたら、 そのアメリカ人は 「ありえなさ」にカルチャーショックを 受けるでしょう。 日本人なら 「仕方ないな。年功序列だし」 と思うものですよね。 もし、そのアメリカ人が そのままその会社で どうしても働いていかねば ならないとしたら、 「文化の違い」として 受け入れるしかないですよね。 その不条理を。 同様に、 外資系航空会社が即 解雇を命じる、 というケースも、 「文化の違い」なんですよね。 コロナショックで 外資系航空会社に 勤務している現役CAさんは 「明日は我が身?」と 覚悟している人も いるかもしれません。 しかし、これが 外資系企業の現状なのです。 今までも「突然の解雇」で ライン相談を頂いた方が いらっしゃいましたが、 みなさん、気にしていました。 でも、文化の違いなので 気にする必要はないのです。 (難しいですが) その後、同じCAに転職できてい る人がほとんどなので、 継続して頑張って行ってほしいです。 昨年のzip airとかだと、 5年のブランクを経て 内定した元CAさんもいました。 チャンスはどこに 転がっているかなんて わかりませんんが、 準備して虎視眈々と 狙っていくことで 必ずカムバックできるでしょう
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外資系客室乗務員の解雇2
外資系客室乗務員の解雇1
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