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現在、新卒で客室乗務員採用試験を受ける
CA受験生のお母さまの平均年齢＋１５歳くらい上の
客室乗務員だった女性は、
過去の女性の地位の向上に
貢献して来たのです。
新卒CA受験生のお母さま世代は
丁度、男女雇用機会均等法が発せられた後
の世代くらいではないでしょうか？
もう、それから３０年以上経つのに、
日本社会における女性の地位は
上がらず、
先進国中で２０１９年は１２１位、で
２０１８年よりも順位を落としている、
という体たらく。
新卒で社会人になった生徒の話を
聞いていると、
「あんまり変わっていないなぁ」
と思います。
男女雇用機会均等法が発令されて
３０年以上経っているのにですよ。
もし、あなたが
社会でバリバリ働きたい、という
タイプなら、
社会人になったら、
会社の中で、
女性の地位が高くないことに
驚くでしょう。
大学内で有能な女性だったのなら、
それであればあるほど、
「昨日まで一緒に机を並べていた
男性と私にこんなに差が？？」
と、
入社時ではなく、
３～５年以上経ったら、
どんどん差が開くことに対して
肩を落とすでしょう。
商社や金融なんて
特にそうですよね。
新卒なら、
応募する予定の会社の
役員の性別を見てみると
一目瞭然です。
女性の多くが部長職以上になっている企業なんて、
なかなかないことに気づきます。
ANAの
既卒客室乗務員採用試験で
３年以上くらい勤務した
非常に有能な女性が
CA試験にやってくる、
というのは、
「女性が活躍できると知ったから」
というケースも
過去の生徒さんで非常に
多くありました。
特に、ANAで２０代後半～３０代前半で
内定している卒業生は
本当に有能な、文字通りキャリアウーマンが
多かったです。
だからこそ、
ANA＆JAL客室乗務員採用試験は
新卒で受験する方が
格段に「難易度が低い」し、
講師にとっては、
「必ず内定する！」ってわかり易い！のです。
さて、
過去の客室乗務員について
このような記事があります。⇒昔の客室乗務員は下着の色も制限
私は１２歳の時に
JAL日本航空に初飛行機搭乗で
ロンドンに行きました。
ジャンプシートに座る
客室乗務員さんが
とっても大人で優しく素敵に見えました。
（実際優しかった）。
当時は「着物」サービスもあったのですね。
あの狭いトイレの中で、
着物に着替えたそうです。
私がもっと小さなときは
TVのクイズ番組で優勝した
回答者が、JAL日本航空の客室乗務員さんに
賞品目録を貰っていました。
そのクイズ番組で賞品を渡すCAさんは、
高い階段を上らねばならず、
すご～いミニスカで、
子供ごころに、（非常に小さかったけど）
なんか悩ましいような気分でしたね。
現代なら、あんなミニスカで
機内の上の棚に荷物を入れるのを
強要したら、
セクハラとかパワハラにあたるかも
知れません。
そういう立場だった客室乗務員の地位や
ひいては女性の地位を向上させて
来たのがJAL日本航空客室乗務員の女性たちだった
わけですが、
さすが！
日本は先進国中、女性の地位が
異様に低い国だけあって、
以下の前述した記事内での記述が
本当にジェンダー問題とも
関連していると思いました。
「しかし、2010年の経営破綻を受けて行われた整理解雇では、対象になった約80人の客室乗務員のうち9割がCCUに残った人たちだった。権利獲得のため戦ってきた女性たちが年齢や病歴などを理由に排除されてしまったのだ。 内田氏はこれを不当解雇だと主張し、今もJAL不当解雇撤回原告団の客室乗務員団長として会社と交渉を続けている。」
会社内では組合は
嫌われるモノのうちの
１つです。
しかし、これほど
あからさまなのも
凄いことで、
JAL日本航空の暗い面を
表しています。
JAL日本航空は
一部上場企業の中では
女性が活躍できる場が
比較的多い会社です。
とはいえ、
実は本当にまだまだ・・・
というのが、
日本企業の特徴です。
他方、
女性が男性と肩を並べて仕事をしたい、
ということで、
それができる企業に入社しても、
今度は出産や育児、
という壁があったりします。
CA採用試験が
特定の国内航空会社を除いて
行われない今、
一般企業応募が現実的になっています。
１つ大切なアドバイスをさせてください。
自分がどう働きたいか？
どんなキャリア形成をしたいか？
は、入社して２～３年の女性の先輩を
訪問してもほぼ不確実でわからない事の方が多いです。
大学教授・親戚縁者・両親、等を通じて、
ぜひ、入社して最低でも１２年以上の女性の先輩を
訪問してほしいです。
そのことによって、そして彼女たちの話しを聞くことに
よって、
自分で見つけられなかった自分が進みたいキャリアパス、
応募しようとする会社は本当に適切な会社なのか？
輪郭が明らかになって来るでしょう。
私は新卒時、
当時はまだまだ男尊女卑の会社がほとんどの社会の
中、
当時は男女平等を誇っていたNTTに入社しました。
（本当に！！平等だったけど、やはり役員には女性がなるのは
至難の業。個人的には現在も
非常にお勧めする会社ですが）
そんな、男女雇用機会均等法発令の直後でも
男女平等な会社だったけれども、
同期総合職で女性は私も含め、８割は退社しています。
もちろん、みなさんとは時代が異なりますけど、
当時も今も女性社員については
それほど大きく変わっているとも思えないのです。
だからこそ、
入社して数年経っただけの女性社員に
話を聞いても、
本当に「実り」のある話は聞く事ができず、
単に一時的にその場の採用試験をなんとかできる
ノウハウしか得られない、ってことなんです。
あなたの一生であなたの人生なんですから・・・。
もっと真剣に大切に考えてほしいのです。
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