外資系と日本の航空会社の訓練は
そんなに違うのでしょうか?
保安に関する訓練で
スライド(扉についている滑り台)を滑り降りる
というものがあります。
日本の航空会社では
ドキュメンタリーで
よく出てくる場面です。
お客様は緊張して脱出し
CAはそれをうながすように
「ジャンプ!」「ジャンプ!」
と
スライドに向かってジャンプしていただくように
大声を張り上げます。
以前にこのブログでも紹介した
『ハッピーフライト』でも
緊急事態の時は
すっごく緊張が張りつめていた
場面でした。
私もドキュメンタリーやドラマで
そのような緊張した場面を
よく見ていたので
きっとスライド訓練は
大層な訓練になるのだろう
と思っていたら・・・。
私の会社は
自社でスライドを保有していなかったので
KLMオランダ航空のスライドをお借りして訓練へ。
英国からオランダへ行くことになりました。
英国からオランダまで片道3時間の小旅行♪
その前日には教官から
”tomorrow, no Almani, no Channel”
(日本人は私服になるとアルマーニや
シャネルというブランドものを着るけど
明日はスライド滑りなんだから
そんな豪華な格好はなしにしてね)
とも言われ・・・。
スライド訓練当日はKLMオランダ航空にのり
機内食(え~っ3時間フライトで機内食でるの?
と驚き、CAのてきぱきした動きに感動ひとしお)
を大いにエンジョイし、
すっかり旅行気分。
そして到着したら
「もう時間がない!」ってことで
つなぎのような服に着替えると
即、
スライドを
『わ~い』というノリで
すべり降りて
え~っもうthe end★
帰りの空港では
私たちは免税品を買いまくり
見まくり・・・
すっかり旅行気分。
きっとこれを聞くと
日本の航空会社のCAは
驚くでしょうが、
今でも思い出に残る
とっても楽しい小旅行でした。
ちなみに
実際にG航空で
スライドが滑りでる事故が
起きたとき、
まっさきに滑り降りたのは
CAだったそうです。
乗客より先に??
やはり外資系だから?
飛行機事故の起こる確率は
自動車事故の500分の1にも
満たないようなので
いざ飛行機事故が起こっても
CAや機長にとってさえ
初めての体験であることでしょう。
だから
私も乗客になって事故に遭い
スライドが出たら
自分で状況判断して様子を見て
真っ先に滑りおりるつもりです。