ANA&JALの客室乗務員のサービスの細やかさ

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7月よりANA&JALも
フライトが戻って来る予感です。

5~6月のフライトは
0~2本くらい/月、だった、
というのが、

ANA&JALの客室乗務員卒業生さんたちでした。

JAL客室乗務員さんは
公的に公開された通り、
zoomでの教育を受けた方や
オンライン研修を受けた方も
いました。

ANA昨年内定者さんは、
訓練が長期間かけて終わり、
OJTも終了して
普通にフライトしている、ということで、

永久帰国があったり、
無給で訓練中断、
訓練は3年後通告、がある
昨年の外資系客室乗務員内定者さんたちの
不安に比べると、
さすが、日系は安定、というところです。

一般ANA客室乗務員さんたちは
上位に上がる訓練を
受ける方以外は
研修もなくステイホーム。
(普段はJAL客室乗務員さんよりも
随分厳しい環境なので、
ANAさんステイホームは私も嬉しい情報でした)

JTAも人気就航地が多くあり、
フライトは通常に戻りつつあるようです。

日系は5~6月、

外資系は7月も
緩やかなフライトスケジュールで
フライトしている
卒業生さんたちと、

普段はなかなかお願いするのを
躊躇してしまうところ、

気持ちよくインタビューを
受けていただいています。

私からのインタビューを
受けてくださっている
卒業生さん、ありがとうございます。

貴重な時間を後輩のために
使うことは、
決して
無駄なことがない、

見えない貯金として
何かで却ってくる、と
思って貰えていたら嬉しいです。
(もちろん、近くに来られた際は
お茶やランチはするつもりです)
✈✈

ANA&JALの客室乗務員さんと
話をしていると、
「サービスについて、ここまで追及できるんだ」
という感動があります。

時には「えっ??そこまで?」
と思いますが、

その「えっ?そこまで?」
ができるから、
繊細なサービスを遂行できるのでしょうね。

外資系航空会社客室乗務員だった時、
あるいは、
卒業生の外資系客室乗務員さんと
話をしていると

「客室乗務員という仕事って
頭がバカになるよね・・」
という話題が頻繁に上がります。

実際、
エコノミークラスでも
ビジネスクラスでも
一連の作業を覚えてしまえば、

毎回、やることは同じです。

さらに、
使用飛行機の種類も1~3種類とかだと、
もう、
毎回のフライトは
工場のベルトコンベアのように
感じてしまうかも知れません。

そして
「頭がバカになる」という理由で
転職した同期も見ました。

「頭を使う仕事をしたい」
と言って、外資系や日系他エアラインから
転職する卒業生もいました。

他方、

ANA&JALの客室乗務員さんたちは、
上長からも、風土も、環境も
「常に熟考する」ことを求められる為、

サービスについて
常に頭を使って
言葉でも動作でもアウトプットしているのが
話していてわかるので、

時に
感動を覚えます。

例えば、
アイスクリーム。

ハーゲンダッツのアイスクリームの
CMでも
「最初はカチンコチンだから待ってね💛」
という趣旨の言葉がありませんか?

しかしANAで提供される
アイスクリームは、
カチンコチンでなく、
「丁度良い」固さなんです。

それは、
ANAの客室乗務員さんが、
ギャレーに行ったら
まずは、アイスクリームの上の
ドライアイスを外し、

絶妙のタイミングで
アイスクリームが溶ける、
頃合いで提供してくれるからなんです。

外資系や、工夫のない航空会社の場合は、
何も考えずに
単に「トレイに(思うままの時間に)
アイスクリームを乗せて提供」します。

私も経験がありますが、
多少溶けたアイスクリームだったり、
カチンコチンだったり、

そういうアイスクリームが
提供されているのが現状です。

多くある食事の中の
アイスクリーム1つでさえ、
それくらい気を遣って提供している
ということです。

ということは、
他のアイテムも、全て熟考されて
提供されている、のです。

これからアイスクリームを
食べる時はちょっと感激しそうです。

✈✈
JALでは、
ビジネスクラスで
ドレッシングをサラダにかける時も、
「適正な場所」が決められていて
(たぶん)3時の方向、と
卒業生が言っていたような・・。

「ドレッシングをかける位置まで決まっているの??」
と驚きました。

✈✈
ANAの卒業生も
「カクテルを混ぜる回数は1回半」
(2回半だったかも・・)
と決まっている、と教えてくれました。

その卒業生は
訓練時にくるくるっと回すと
訓練教官からのフィードバックで
「ちょっと回し過ぎ」
と言われたとか。
✈✈
こういう日系ならではの
細かいサービスの話は
外資系と日系の卒業生さんが
同席すると、

盛り上がりの種にも
なったりします。

✈✈

例えば
非常に優れたパティシエのお菓子は

小数点以下のグラム数にまで
こだわって作られている、

と聞いたことがあります。

ANA&JALのカクテルも
ドレッシングも
「適正」を突き詰めているのかな?
と。

✈✈
だから、
ANA&JALの客室乗務員さんが
「この仕事をしていたらバカになる」
というのは当てはまらず、
そういう話も聞かず、

常にサービスの事を真剣に
考えているのが大方です。

先日も
「読んだ書籍で、サービスの習得時に
このようにメモを取る、という例が
ついたものが良かった」
という話をすると、

即座に、その卒業生さんは

本を読んでフィードバックしてくれました。

以前の投稿で
「一般就活でサービス業に敢えて就く恐ろしさ」
について述べました。(こちら➙https://nakaokyoko.com/2020/06/21/technique-70/

ANA&JALの客室乗務員さんたちは
トレイの片隅に存在するアイスクリーム1つ
にさえ
細心の注意を払っている、ことは、

今後受験するCA受験生や
現在サービス業に就いている方は
忘れてはならないと
思いますがいかがでしょうか?

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