ＣＡの訓練の中で
ワインやカクテルについて勉強できる、
と言いました。
しかし
私が一番イイナ、と思うのは
訓練という机上で学ぶ知識でなく、
ＣＡの特典を利用して、現地に行き、
体験することや実際に見ることができる、ことです。
私は客室乗務員になる以前は
『絵画』に対して全く興味がありませんでした。
ＮＴＴ時代に一緒に住んでいた同僚が
『美術館という空間は私にとって一番好きな空間』
というトークを聞いて
どちらかというと
「格好つけて言っているのかな」くらいに思っていました。
（恥ずかしいです）
そして
彼女が持ち帰る
「ターナー」「サラムーン（これは写真家ですが）」
などの図録・写真集を見ても
感じるものは何もありませんでした。
「ターナー」に関しては
「なんだ？？このぼやけた絵は？しかもくら～い」と思ったのです。
ヴァージンアトランティックのフライトアテンダントは
ロンドンベースです。
ということは
「ターナー」の本拠地★
テート美術館で本物ターナーを見たときの感動は・・
ロンドンに住んでいると
晴れる日を見ることが少なく、よどんだ（？）雰囲気の日常を過ごします。
（だから、晴れるとロンドンのお兄ちゃんは喜んで服を脱ぎ、上半身裸になって
公園で日光浴をしだすのだ…なんだかオモシロイ）
そのなんだか暗雲の中にいるような、そしてその中で光を感じるような
そんな感じがターナーの絵から伝わってくるのですね。
その地を感じて、その地の絵画を見る
ということが、どんなに迫り来るものなのか、がわかりました。
それ以来、世界各地の美術館に行くことが大好きになりました。
以前にも申し上げたとおり、ＣＡになると飛行機は格安で乗ることができます。
巷のみなさんは
フライト（勤務中）のステイ先で色々と出かけられる、と思っているようですが
ベストフライトのためには休憩することが必要なので
フライト先では全く出かけず、オフで色々なところに行く、というＣＡはとても多いのです。
そして
美術館、ワインなど自分の好きなことを実体験する・・・
これはＣＡになる醍醐味ですね★
ぴあ、の『東京定番スイーツ』の副編集長Ｙちゃんは私が教えていたＹｾﾞﾐﾅｰﾙ出身です★
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