あのCA受験生の内定リバイバル

★尼僧とCA(客室乗務員)受験生の共通点★

世の中の成功者は3%、とものの本に書いてあるが、CAに合格するのは
平均0.4%の確率だ。

本に書いてある成功者の確率よりずっと低い。


国内航空会社で最難関のANA,JALの合格率はさらに低い。


だから、最終面接では誰が合格してもおかしくない粒よりの人材が揃う。


その中で合格していくCA受験生はまさに運や人間力や実力やそれまでの努力や、
のすべてが凝縮されているのだ。

先日、お子さんがいらして、30代で通常合格するはずのない航空会社に合格した
Cさんのことを書いたが、

JAL,ANAやルフトハンザなどのような最難関の航空会社に
合格した生徒さんに共通のことがあった。

それは、尼僧の瀬戸内寂聴さんの『ひとり身をつつしみなさい』という言葉に共感していた、ということだ。

これは、私がブログで以下のように書いたことに共感してくれた、ということなのだ。

「先日、リッツカールトンの高野登さんの講演に行ったとき、

リッツカールトンの社員は、ペットボトルから直接水を飲んではいけない、と聞いた。

直接水を飲んでいても、お客様に見られるわけではないし、

バレるわけでもないが、実は見えない部分でどれだけ接客

のプロとして生活できるか、上質のサービスを提供するため、自分も上質であろうと努力すること、が接客の本質を決める」

という趣旨の講演の内容を紹介した後で、

これって、

「瀬戸内寂聴さんが、出家したとき、

師匠の今東光さんに「尼僧になったこれからは、ひとり身を慎みなさい」と言われたのに似ている、と思う。


というブログ記事だった。

このブログについて

「ひとり身を慎みなさい」という部分にとても共感した、とか、

そうでありたいと思って努力している、という感想を述べてくれた生徒さんは、全員難関航空会社を突破していた、のである。


彼女らも、きっと、接客のプロになる試験に合格するために、見えないところで非常な努力をしているから、この言葉が心に刺さったのかも知れない。

採用試験が1日で終わってしまう航空会社は、

試験が1次、2次、最終、と進むにつれ、

受験生同士の話す時間も増え、最終面接になると和気藹々としてくる。

最終面接は個人面接が多いので、一人ずつ順番に面接室に呼ばれる。

面接が終了した人の中には、自分はどのようなことを聞かれたのか、後の受験生に情報を惜しみなく提供する人もいる一方で、

さっきまで和気藹々としていたのが嘘のように、手のひらを返したように、情報を提供するのはゴメンだ、と言わんばかりに颯爽と後の受験生を無視して帰って行く人もいるようだ。

そして、非常に奇妙なことに、情報を惜しみなく提供した一見不利だと見られる受験生のほうが合格していくという。

シンガポール航空の試験が行われたとき、

午前に受験をした生徒が、私に面接後に即メールをしてきて、「試験はこういう内容でした。ぜひ午後に受験される方に伝えてください」と言ってきた生徒がいた。

情報を提供された午後受験の生徒は通過せず、メールをしてきた生徒が通過した。


3%の成功者は、give&give&giveだそうだ。0.4%の成功者であるCA受験生も同じなのか?